長田区の猫たちに会ってきました。(後篇)

冬の海では漁船も身を寄せ合っているように見えます。

平の忠度の腕塚はいつも不思議な雰囲気です。

そんなことにはかかわりなく、

今日も猫たちは猫撮り親父から逃げるのに懸命です。

別段逃げたいわけやないんや。

こいつ、すぐにわしらのことを冗談のネタにしよるんや。

タヌキに似てるとか言うて。

長毛の三毛さん。

あなたにはタヌキだなんて言いませんよ。

基本的にはフェミニストなもので。

フェミニストやて。猫にむちゃくちゃ言うくせに。

わしなんかさっきタヌキや言われたで。あらいらっしゃったんですね。

笑わっしょるで。

フェミニストが奥さんの昼飯強奪するかいな。これは痛いところを…。

このあたりは黒白さんの多いところだと、来るたびに思います。

こちらの黒白さんは、

商店街がなわばりのようです。

こちらは黒白さんではなくサバ白さんでした。

わからん時はほくろで見分けるんやで。ザピーナッツみたいなこと言うてはります。

こちらは黒さん。

このへんには黒猫もようけおるんや。

そうでした。黒さんも多数派なんですよね。

と言いながらも黒白さんが目立ちます。

猫撮りおやじのざれごとに付き合おてられるかい。

あら、なかなかこのおやじはあきらめませんよ。

しつこいおやじめ。もういっぺん方向変換や。

わたくしもひつこいおやじなもんで。

ほんまにそのエネルギーが世の中の役に立ってないのが残念やわ。毎度猫には正論で攻められてたじたじです。長田の猫たち、また会いましょう。