堺市の猫たちに会ってきました。(後篇)

本部のどうこうなんか聞いてられるかいな。

おかあちゃん、猫撮りが来ぇへんように見張っててや。

ぼくは蝉の抜け殻で、

遊ぶんやから。

もう、子どもなんやから。

そんな台の上でおさまってやんと、

下に降りてきたら、

自分も子供やんか。

はい。子供たち、元気で育つのですよ。

もっとひっそり子育てをする、白黒さんもいますしね。

子育ての縄張りもやけど、

ごはんの縄張りも守らんとあかん。

ぼくが縄張り守ってるのに、蝉の抜け殻がおるってのが泣かせるやろ。

おっさんわかってんのかいな。縄張りは大事やねんで。生活環境なんやから。

生活環境といえば樹上生活。

樹内生活ってのも。

そして食料を得るための場所。

こうやって鳥を狙いますが、

猫撮りに見られてたら調子出ぇへんわ。

狩りをするのもいれば、ごろ寝もいます。

縄張りの話するんやったら、

おっさん縄張り侵犯やんけ。

まあ、この際細かいことは言わんけどな。

細かいかどうかはともかく、

ひょっとしてあなたは、

やっぱり、オッドアイさん。またみんなに幸せをね。堺市の猫たち、また会いましょう。