旭区の猫たちに会って来ました。(後編)

屋根の上の集会を取材。

お尻を向けていたかたの顔を覗くと、

ぼくを忘れてくれたらあかん、とのぞくのも。

むむ、

おっさん、カメラを連射モードに切り替えたな。

それでも僕の跳躍を撮り逃がすんやから。

急に慣れんことをやってもあかんいうことや。

にいちゃんの後ろ姿から、

僕に代わったんも逃がしたやろ。

まあだんだん練習したらええわ。

別におっさんのカメラについてなんか、

わしらは興味ないんや。

せやから自分の心の声を猫のセリフにするのはやめときぃな。

それでも時の氏神に、

なってみたり、

帰りにもういっぺん撮るいうのを実行したり、

おっちゃん、

(ちょっとは)ええとこあるやん。

せやから特別に僕も、

撫でさせてあげるわ。旭区の猫たち、また会いましょう。