福島区の猫たちに会ってきました。（下）

　さすがに石を猫さんに間違えたりはしませんよ。




　青猫さんは家に入りそびれたようです。締め出されたのでしょうか。




　自分かてときどきMikeさんに締め出されてるくせに。




　せやけど、そんな言われ方したらきまりわるいやんか。




　ぼくは締め出されたんや。文句ある？




　文句言われるのはかなんわ。




　邪魔はせんといてや。




　これからお昼ごはんやねんから。




　こんどはぼくんとこ来るんかいな。




　辻占は凶と出たな。




　ゆっくり遠ざかるふりして、




　素早く物陰へ。




　それでも逃げ切れやんのかいな。




　それやったらもうどっからでも撮ってくれ。




　ぼくはしっかり逃げて見せるで。




　このガレージのなかに、




　入ってしもたらこっちのもん、




　でもなかったら植木鉢しかしゃあないやんか。




　また猫撮りみんなに迷惑かけてるな。




　わしも真正面から撮られるのは迷惑や。




　せやから言うて真横も困るんやがな。




　茶トラさんも自転車の下に入ってしまいましたので、今度は大家族に会いに行きましょう。




　大家族といいながらいっぴきだけですか。




　手前に親子さんたちがくつろいでいますよ。




　ほとんど耳しか見えませんがさんびきぶんの耳。




　奥の棚にもさんびき。




　家族が多いと大変なんや。




　ごはんの調達だけでもひとくろうやし。




　お盛んや言われると面目ないけど、




　なにしろゆっくり寝かせてもらうわ。いえいえ、大家族のご苦労もお察ししますよ。福島の猫たち、また会いましょう。