西成区の猫たちに会ってきました。（後篇）

　散歩は続きますが、ロミオとジュリエットにその後進展はありませんでした。




　サバトラの好奇心。




　なんやねん、写真に題名つけて。




　安もんの猫撮りが芸術家気取りかいな。




　とても協力する気にはならんな。




　高みの見物と洒落込もかい。




　高みの見物結構や。




　問題はおやじに見物する価値があるかどうかや。




　見物してるかされてるか。それが問題や。




　てなハムレットみたいなせりふ言うてるけど、




　ぼくはお洒落に忙しいんや。




　ちょっと胸の毛づくろいには無理があるみたいやけど。




　くたびれたからええかげんに寝るわ。




　猫撮りおやじがうろついてるみたいや。




　ほぉれ見つかった。




　わてほんまによ言わんわ。




　屋根の毛布の中に埋もれた毛の塊。




　キジさんです。




　ここやったら見つからんと思たのに～。




　さて。狭いところに入り込む茶トラさんは、




　なんとか撮影させてもらえましたが、




　サビさんはぼちぼち限界です。




　サビさんが続きます。おかあさんと、




　お嬢さん。




　ですよね。でも、そろそろ今日の猫散歩も終わりに近づきました。




　欧州の消防自動車に、




　君臨する茶トラ白さんにご挨拶をして、今日の猫たちに別れを告げることにいたしましょう。西成区の猫たち、また会いましょう。