西淀川区の猫たちに会ってきました。（4）

　語るべきかこのひとつやふたつは、と思いましたが、屋根の猫に反論するわけにもいきません。




　茶トラ好きの猫撮りおやじや。ふたてに分かれて逃げるで。




　茶トラ好きの猫撮りに追われてるねん。




　えらいことやん。




　前には三毛好きやて言うてなかったっけ？




　こちらはふたてに分かれて避難したのに、やけにのんびりした空気です。




　塀の下を通って、




　暗躍する白サバさんを追跡していると、




　立派な体格のキジ白さんにお会いしました。




　親分さんとお呼びするべきでしょうね。




　親分やなんて言わんといてくれ。




　猫撮りおやじを見たら、




　高いとこに逃げる、




　気ぃの優しい猫なんや。




　ここまで来たら落ち着いたわ。




　どっからでも好きなように撮り。




　上る猫あれば降りる猫あり。




　うちみたいな美人は、




　もうちょっと近いとこで撮ってもろたほうが、




　値打ちがあると思うねん。




　でも、そこよりさらに降りたら撮れませんよ。




　シャムさんも屋根猫さん。




　景気回復もまかせとき。




　白キジさんも。




　三毛さんも屋根の上。




　ただの屋根猫さんと思うでしょ。




　実は世にも珍しい二段屋根猫なのです。




　二階はなにをするひとぞ。もうぼちぼち春ですけどね。西淀川区の猫たち、また会いましょう。