都島区の猫たちに会ってきました。（後篇）

　後半は妖怪を封印して、




　サビのちびすけから。




　おばけの話はせぇへんから、




　仲よぉしてくれやて？




　子供にそんなこと言われてもわからへんわ。




　そばかすのある白サバさんに、




　無理を言って撮影したあとは、




　うらぶれた浪人風に見えますが、




　おお、あなたは用心棒さんではありませんか。ということは近くに黒おかあさんも。




　いましたよ。




　みなさん元気に育っているようです。




　しっぽアンテナで気配を感じて、




　顔を見せてくれる鉢割れさん。




　どこからとは言いませんが、おおらかな性格がうかがい知れますね。




　ぼくはおおらかとか言われたないねん。おっさんが行き先邪魔してるんや。




　寝ている白黒さん。




　写真撮りたいから起きてくれやて？




　えらい安眠妨害やんけ。




　まあわしら、一日中寝てるねんけどな。




　猫撮りのおっさんがおらんようになったから、やっとごはんにできるよ。




　ん？気配。




　なんや、そこにおったんかいな。




　貧乏くさい顔してるわ。




　だいぶんはらすかせてるんやろな。




　ぼくのぶんかてちょっと足らんのやけど、




　しゃあない、半分あげるわ。いえいえ、丁重にお断りしましたが、たいそう立派な人格をお持ちの猫さんでした。都島区の猫たち、また会いましょう。