公園の猫たちに会ってきました。（下）

　白茶トラさんにはじゅぶん悩んでいただくことにして森の中へ。




　みなさんお待ちかねのようですね。




　今日はごはんのひと、遅れてるンと違うんかいな。




　お待ちのあいだに指なんぞいかがですか。




　空腹の猫にはそんなあほなごまかしは効かへんのや。




　このへんの猫たちは樹上生活が得意です。




　木の上で両手を垂らすのは大型ネコ科動物と同じですね。




　こっちにも。




　この猫たちは、ごはんのひとが来ると、




　木の上からばらばらと降ってくるのが壮観です。




　そしてここにも。




　ごはんのひとが来たかと思い、




　枝を伝って移動しますが、




　なんや、違うんかいな。




　運悪くごはんの時間に重なったようで、




　猫たちはきょろきょろ落ち着きませんし、




　わたくしだと判ってがっかりするのもちょっと悔しい。




　キジさん、急がなくてもカリカリは逃げませんよ。




　逃げたらおっさん、損失補てんしてくれるんか。




　さすがにこちらの三毛さんは補てんだなんて下品なことは言いません。




　こちらは哲学者の茶トラ白くん、




　食べ物のことより高尚なことを考えています。




　カリカリまだやろか。




　今の時間、ほかに考えることなんかあれへんやんか。




　面目ない。




　猫に哲学させようとする猫撮りおやじが悪いんですよ。公園の猫たち、また会いましょう。