北区の猫たちに会ってきました。（前篇）

　北区を散歩してみました。




　夜が明けたと思たら猫撮りや。




　この騒々しさから逃れて、




　ぼくは屋根裏で、




　一休みするわ。




　鳩狩りはやめとくわ。




　別に平和の象徴やからいう訳やないねん。




　カリカリでおなかいっぱいやねん。




　うちもおなかいっぱい。




　ぼくかてや。




　おっちゃんおなか減ってるん？




　猫撮りおやじが空腹やて。




　なんやら危険を感じるわ。




　なにも危険はないんやで。




　わしらは十分に食べるもんあるし。




　それでもカリカリ盗られへんか心配やわ。




　心配なんは相手のことを知らんからや。




　おばはんのほうもふくめて、




　ぼくが観察しつくしたろ。




　ほっといたらええやんか。




　雨の心配もなさそうやし、




　冒険にはうってつけの日よりやん。




　出発前やけど脇の下痒い。




　こんですっきりしたから、




　冒険再開。




　なんやらおもしろそうなおもちゃがいっぱいあるやんか。




　これで遊んだろ。




　え？あかんの？（後篇に続く）