尼崎市の猫たちに会ってきました。（中）

　その後選挙があったかどうかは知りません。




　こんなあったかいええ日は、




　うちらの毛も、お日さんを吸い込んで、




　ええ匂いになるんやで。




　せやから言うて後ろから忍び寄って、




　鼻ひっつけたら嫌やで。




　サバさんに鼻ひっつけてるあいだにぼくは逃げよ。




　草むらにおったら鼻も持って来えへんやろ。




　保険会社のコマーシャルに鼻はずれるコアラおったな。




　このおっさんかて鼻はずして持ってきたりして。




　ま、そんな芸持ってたら見せびらかしよるわな。




　また猫追っかけとる。




　おっさんもじっとして日向ぼっこしたらええねん。




　この指。一緒に日向ぼっこしたいわけやなさそうやな。




　やられた。




　猫撫でおやじなんやった。




　もう少し猫撫でのうわさが広がっているかと思いましたがまだまだですね。




　おや、黒さん。いつも一緒の別の黒さんは？




　あ、今日はそこでしたか。




　緑の首輪がよぉにあうやろ。




　声もええし。




　姿が美しい。ギリシャ神話の少年みたいやろ。




　なんか自己陶酔っちゅうやつに浸る猫がおるわ。




　模様が似てる？わしにはまったく関係ないんや。




　そのうち花になっても知らんで。（下に続く）