東住吉区の猫たちに会ってきました。（前篇）

　東住吉区を散歩しました。




　えらいこっちゃ。仲良しさんにん組やのに、




　わしが要らん事言うて険悪になってしもた。




　サバ白さん、どこ行ったんやろ。




　失言とか、面目ないとか、




　ぶつぶつ言いながら歩いてたで。




　勝手に悩んで、勝手に落ち込むんやから、気ぃ使うわ。




　いや、別におっちゃんらに手伝どおてもらわんかてええねん。




　ええタイミングやと思たのに。




　なんで猫撮り夫婦が邪魔するんや。




　それとも、ぼくが気にしすぎる性格なんやろか。




　なんやらうにゃうにゃ言うてるなぁ。




　いろいろ気にする猫もいてるんやろけど、




　ぼくはなぁんにも気にせえへん。




　気にはせえへんけど、雨上がりや。




　地面に直接よりも椅子の上がええわ。




　椅子の上はええけどおっちゃんが見てる。




　見てるから言うて、




　気にすることもないわ。




　椅子の上、おっちゃんが見てるから言うて、




　気にすることないわ。




　でもやっぱりちょっとだけ気になる。ややこしい猫心なのです。（後編に続く）