西成区の猫たちに会ってきました。（前篇）

　西成区をぐるっと散歩してみました。



　もうお彼岸を過ぎていましたが、どうもいつまでも暑いこと。



　自動車の下でゆっくり寝ていただきましょう。邪魔しませんよ。



　涼しそうなところに寝ていますが、暑そうな顔です。



　茶トラと黒さんがいます。邪魔する気はありません。そこを通りたいだけですよ。



　どうも御気分を害したようですが、



　そこは心の広いところを見せてくださいました。



　あの子も血の気が多くて困ってましたけど、



　少しは大人になったようで安心しましたわ。　



　公園のベンチの下に、キジさんです。



　向こうにも足だけ見えていますね。



　おう、猫撮りさん。撮るんやったら言うてくれたらええのに。



　どないしたんや、相棒。



　へえ。この人が猫撮りさん？



　そりゃふたりで写ったほうが絵になるやろ。



　こんな感じでどうや？ありがとうございます。



　しかし、撮影に協力的な猫さんばかりではありません。



　黒さんは目を合わせてくれませんし、



　黒白さんは自転車のスポークにかくれています。



　カラフルな寝具に美しい三毛さんです。



　美人や言うて褒めてくれるのんはええけど、昼寝の邪魔はせんといてね。



　美容のためにもお昼寝は大事ですね。



　立派な祠があります。猫たちに会えるようにお願いしてみましょう。



　おや？



　色合いが溶け込んでいるので気が付きませんでしたが猫さんです。



　あなたたち、そんなところで寝ていてはばちが…



　そんな顔で寝ていられてはばちも当たりませんよね。



　まぶしそうな顔つきの白キジさん。



　その寄って来る雰囲気は、毎度おなじみの、



　構ってちょうだい猫さんですね。



　もちろん撫でさせていただきますが、



　あなた、もう少ししっかり顔を洗いなさいよ。



　黙って撫でたらええねん、ですってよ。



　おっちゃん、うちも撫でて。



　はい。もちろんですとも。人懐こい猫さんの多いところですね。



　あんた、もっと気持ちを込めて撫でなはれ。ありゃ失礼。（後篇に続く）